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テープライターの仕事をしながら感じたことをブログに書かせていただいています。テープ起こしの仕事に役立てていただけるようなお話も少しずつさせていただけたらと思っています。


by harmony2003
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パソコンへの取り込み……その2

2004年12月30日のパソコンへの取り込みの続きです。

マイク端子から取り込むときには「抵抗入り」、ラインインから取り込むときは「抵抗なし」を基本に選んでいますが、少し違ったコードの選択をするときがあります。

カセットテープの元音が小さすぎる場合は、「抵抗入り」で取り込むと音がさらに小さくなってテープ起こしがしづらくなります。そんなときは、まずMDラジカセ一体型でカセットからMDにダビングします。一体型の機器を使うとデータの受け渡しになりますから、この時点で音の劣化はありません。そして、今度はMDとパソコンをマイク端子でつなぎます。このときに、元音が小さすぎて作業しづらい場合は、「抵抗なし」コードを使用します。マイク端子は使いますが、MDですからカセットほどは雑音が気らないような気がします。この場合は「抵抗なし」なので小さい音がさらに小さくなることはありません。それでも元音が小さくて聞き取りにくいような場合はMDの音量を上げます。この方法で取り込んでもまだ小さいときには、デジオンなどの音声編集ソフトでレベルを上げます。

でも結局は、音によって違うので、複数のコードで30秒のサンプル録音をして、最適な録音コードと音量、音の加工方法を選びます。

いくらいいパソコンや再生機器を使っても取り込むコードが合っていないと音は悪くなります。少しでもいい音にすることによって聞き取りミスを減らすためにもコードの選択は大切です。
by harmony2003 | 2005-01-07 18:58 | テープ起こし・機器